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ZOOM MultiStomp MS-70CDR [Multi Pedal]

016.jpg満を持して買ったのである。Zoomのマルチストンプ、CDR。アマゾンのギフトカードも貯まったし。
これを買った理由としては、荷物の軽量化。ワタシはメインのペダルボードがあり、そこには様々なサウンドと夢と希望が詰まっているのだが、非常に重たい。それに、いわゆるオードソックスじゃなくてオーソドックスなジャズの演奏で、かつお店にアンプがあり、電車で行ける場合には、リバーブとEPboosterしか必要ないので、ボードからTCのリバーブとEPを外して持っていくのである。でも、たまにはここでディレイかけたいな、とか、トレモロかけてゆらゆらしたいな、とか、爽やかにコーラスかけたいな、と思うわけですよ。それに、外したのをいちいち元に戻すのも面倒。
 
 そ・こ・で!!これ!はい、出ました、Zoom Multi stomp CDR。半年ほど前からワタシの周りで話題になっていたのだ。ワタシが人柱になろう、というわけで購入。
 アンプシミュレーターや歪みなど入っていない、純粋な空間系ペダル(コーラスやディレイ、リバーブなど)のみ86種類。歪みはやはり手慣れたTS9を使いたいうえ、基本的に日常での演奏で歪みは必要ないので、他のシリーズではなく、これ。
ワタシがこのペダルに求めるのは、
1、 基本的にほんのりかけっぱなしの普通のリバーブ。
2、 残響を若干強調するためのディレイ
3、 ストリングスのサウンドを出すためのディレイ
4、 3を太くするためのコーラス
5、 曲調によってトレモロ、爽やかなコーラス。
である。
そして、これらを簡単にオンオフできること!

 以下、レビューを書くのだが、ワタシの主観なので真に受けないように!また、これは2013年6月時点でのレビューなので、随時内容をアップデートしていくつもり。
 というわけで、とりあえず4つのパッチを作ってみた。ひとつのパッチに、最大6つのエフェクターを繋げることができる。
A:[Spring63]のみ
B:[CloneCho][AnalogDly] [Spring63]
C:[DuoTrem][CarbonDly] [Spring63]
D:[ANA234Cho] [Spring63]
 [Spring63]はフェンダーの、[CloneCho][AnalogDly]はエレハモの、[CarbonDly][ANA234Cho]はMXRのシミュレートだろうね。[DuoTrem]はなんだろうか。あとはBossとかEventideなどのが入っている。
 パッチは合計50種類作れるようだ(そんなに作ってないので未確認)。それらのパッチにはABCD…..のアルファベットを振ることができ、パッチ選択画面を表示しておけば、フットスイッチを踏むごとに、ABCD….の順にパッチを切り替えることができる。任意のパッチを選択しパッチの中身表示画面にすれば、中のエフェクターをそれぞれオンオフできる。ディレイにはオフにしてもディレイ音がぶちっと切れないTail機能が付いていてよい。し・か・し、パッチごと切り替える場合は、それが効かない。例えば、上のパッチBにはワタシはロングディレイを設定してるのだが、そのままパッチをCに切り替えると、ディレイが途切れてしまう。Bのパッチの中身の表示画面を出している中でのオンオフは、きちんとTail機能が効いていて良いのだが。。これは技術的に無理なのかな?

音質:それぞれのエフェクターの元になったやつをほとんど使ったことがないのでわからないが、2,3回実際の演奏で使ってみた結果は問題なさそうである。リバーブは、所有のLine6M9の63reverb、TcのHall of fameのSpring modeで比較してみたが、あまり違いはないような?CarbonDlyも元になったMXRに比べそん色ないようである。
 個々のエフェクターの設定は、つまみをぐりぐりするだけなんで、使いやすい。また、元の機種にはなかったり、調整しにくかったパラメーターなども、付いているので良いかと。それぞれのエフェクターのパラメーターの詳細はこちらからダウンロードできる。ワタシはダウンロードして毎晩眺めている。
http://www.zoom.co.jp/products/ms-70cdr/downloads/

 また、フットスイッチ長押しでチューナー画面にも。キャリブレーションも調整できるので良いのだ。ただ、大雑把なのでわかりずらいので、ワタシはヘッドストックにつけるやつを使用している。

プリセットも充実していて、そのままだと効果が強すぎるが、それを自分用にカスタマイズするのも楽しい。


見た目:普通。昔のズームの安っぽいプラスチックよりは高級感がある。ちとでかいがこればかりはしょうがない。裏側に2か所、滑り止めのゴムが張ってあるが、このために、ボード固定用マジックテープは張りにくい。
重さ:350g。これで軽量化はばっちり!

ちなみにワタシの作ったパッチ、Aはリバーブのみの通常モード用、Bはロングディレイと深いモジュレーションをかけて、深海のようなボリューム奏法用、CはFrisell的にトレモロで音をゆらゆらかつ淡いディレイをかけたやつ、Dはあんまり使わないけどたまに掛けたくなる爽やかコーラス用。あとは、4度、5度や短3度、オクターブ上や下のも作ろう。あ、あと、ステレオ対応のも作ろう!あー楽しいなあ!

というわけで、ワタシ的には今のところ、非常にお勧めである。いくつかプリセットを作っておいて、それを切り替えてくのが一番やりやすいかな。
もちろん、メインのが一番いいのだが、、、これに取って代わりそうな勢い。みなさん、さあさあ、かいなさいかいなさい、ほれほれぽちっと。

以下7/16/2013補足
買ってからおよそ2カ月。使い方がだいぶ定まってきた。アンプが置いてあるお店での演奏や、ランチボックスを持ち込む場合でオーソドックスなジャズの演奏時はは、最小のセット(EPBooster+MS-70)で、リバーブのみ掛けたプリセットと、リバーブとディレイ、トレモロをかけたプリセットを切り替えながら使う感じである。
自分のバンドでは、メインのペダルボードのお尻にこれを繋げて、ピッチシフタ―、ロングディレイ+コーラス、ShimmerReverb、MangledSpなどを切り替えて使う。いずれの場合も、可能な限りステレオアウトしている。ステレオとモノラルの切り替えが一発でできると嬉しいのだが。
電池に関しては一度も使ってないのでわからない。電源はうちにあった、ローランド ACアダプター PSA-100SかVocuのBabyPowerPlantから供給。問題なし。一応自己責任でお願いします。


2017.7追記:結局、マルチはリアルタイムでの操作ができないので、友人に売りました。。。



空間系以外も入っているモデル
ブルートゥース版



※おまけ:ワタシの最小ペダルボード
012.jpg

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